コーヒー豆を炒る事をロースト
(焙煎の意味)
と言う。

コーヒー豆はコーヒーチェリーと
言う名前の赤い果実
(ちなみに
実は甘く美味しい)の中に二つ、
種子としてのコーヒー豆(生豆)
が存在する。

種子が一対ではなく、一つだけの
物は「ピーベリー」と呼ばれて、
国によっては重宝される。

果実より果肉やパーティメントと
呼ばれる果皮やシルバースキンと
呼ばれる薄皮を取り除いた後、
水で洗うのか天日干しするのか
等の精製手順を踏んで生豆の
状態になるのである。

生豆の状態では、通常味も
香りもしない(腐っている
場合は別)ローストを行い、
最終的には生豆の状態から
比べると80%ほどの重量になる。

ローストの区分は全部で8段階。
ローストの浅い順から

ライト、シナモン、ミディアム、
ハイ、
シティ、フルシティ、
フレンチ、イタリアン

となる。

通常ライトやシナモンにはお目に
かからない。

豆を挽いて飲んでも美味しさは
感じず、専らコーヒーの研究の
ために使用されると聞き及ぶ。

酸味に特徴のある豆に関しては
通常浅煎り気味、

苦味に特徴がある豆は深煎り
気味にする事が多い。

フレンチ、イタリアンの段階で
使用するのはシアトル系の
カフェが多い。

ミルク等に味が負けてしまう
のを避ける防止策前提で使用
されるか、エスプレッソで
ボディを出すために使用
されるかになると思われる。

総合的に考えて、単純に生産国や
産地、農園ごとに分けるのはほぼ
不可能に近く、飲む人間の好みに
よる所もある嗜好品なので結論、

・好みのローストに自分で
仕上げる

か、

・カフェや喫茶店で好みの
ローストに出会うまで足繁く
通う

か、になる。

お店に置いてあるような本格的
ロースターではなく、個人でも
自分で手回しできるような簡易
ロースターも存在する。

最近では個人で行う「おひとり
様キャンプ」等アウトドア流行

為、購入する方も多くなったの
だとか。

焙煎機は中々その辺に売っている
事が少ないのと、アウトドアや
自宅で簡易的にローストを
やってみたいと思っても手軽に
出来るものがまだまだ少ない。

そのため、オンラインストア等で
ご自身で探してみるのも
楽しいだろう。

続いて、グラインド(コーヒー
豆の粉砕の意)に関して。


ロースト(焙煎)した後(もしくは
カフェなどで購入したコーヒー豆)
は、当然豆を粉砕し、ドリップ
(抽出)しないとうまく
飲めない
わけであるが。

「ミル」と言う粉砕用の機械が
あり
、購入することになる。

カフェや喫茶店、またはスーパー
などで売られている、最初から
粉砕(グラインドと言う)して
ある豆も多くみられるが、どの
専門家も

「飲むときに、飲みたいだけ
豆を挽く方法」をお勧め
している。

ローストが完了したコーヒー豆
からは「炭酸ガス」が常時放出
されており、古くなるにつれて
酸化していき、美味しさが
損なわれてしまう。

グラインドを行うとコーヒー豆の
削れた所から更に多くの炭酸ガス
が放出されてしまうため、その
時点から香味が失われて行くこと
になる。

少々面倒かも知れないが、美味しく
コーヒーを戴く一つのコツである。

個々の好みもあると思うが、豆を
随時挽く方法を取ったとしても、
長くてローストしてから一か月
少々で飲み切りたい
ところ。

話を元に戻そう。

基本的に「手動」と「自動」の
二種類
あるが、どちらにもメリット
デメリットが存在する。
(あまり知られてなかったりするが)

まず、電動用のミルから説明。

電動ミルでも、筒形の電動ミルと
据え置き型の電動ミルが存在する。

筒形の方は比較的安価(大体4000円
から5000円ぐらい)で購入可能で
あるが、豆を均一に挽こうとすると
コツが必要。

ミルの中の刃がコーヒー豆に均等に
当たるように上下に軽く振りながら、
時折中の挽具合を見る。適度な
粒度になったら止める。

据え置き型の電動ミルは、粒度を
調整するダイヤルがついている
ことが多い
ので、それで調整する。

また、見た目にもカフェや喫茶店を
想像させるようなデザインのもの
が多いので雰囲気を楽しむといった
意味でもこちらの方が好ましくも
ある。

手動ミルに関しては自分で豆を
挽く手間はかかるものの、逆に
その時間と立ち上る香りを楽しむ
事が出来るので時間に余裕が
あるときは手動ミルを使うのも
一興である。

また、電動ミルよりも見た目の
デザインが凝っているものが
多いので、インテリア代わり
にも使用することが可能かも
しれない。

手入れとしては、どうしても刃が
汚れるので時折乾いた布で拭い
たりしておく必要がある。

コーヒー豆は生鮮品として扱う
必要
があり、グラインドをした
際にチャフと呼ばれる皮も
残ってしまって時間とともに
酸化してしまい、後々に入れる
コーヒー豆の香味等にも影響を
与えるので一週間に一回程度は
手入れしたい
ものである。

※下記からコーヒーレシピに
ジャンプ出来ます。


・コーヒーレシピ(ホット)

・コーヒーレシピ(アイス)