今回は、以前少しだけ取り上げたことの
ある、トルココーヒーを淹れる際に使用
される「イブリック」をご紹介してみたい
と思う。

写真の様な完全な銅製の金物であるイブ
リック(それ以外はあまり売られていない
し、芸術性とは程遠いのでおすすめしない)
は、あまり一般的には販売されていない。

そもそも純喫茶の中でもかなりマニアック
な所ぐらいしか置いていない物であるうえ、
基本的にはデザインが施されている物は
ハンドメイドの物が多い
そうだ(知人の
マスター談)。正直言えば私も所持は
していない。

勿論戴いたことはあるが、その喫茶店も
もう無くなってしまったので味わう事が
出来ないのは残念である。

もとい。

イブリックとは、先ほどお伝えした通り
銅製の「ひしゃく」のような製品であり、
大事に扱えば一生もの(←少し誇張して
いるとは思う)だと言われている。

この中にコーヒーの粉と、水、砂糖を
入れて煮だすのであるが本場トルコでは
火などではなく、熱した砂に入れるそう
だが日本では難しいかと思う。

ちなみに本場ではコーヒー豆は細かく
挽くのだそう。沸騰間近になるとコー
ヒー液がモコモコと膨らんでくるので
これは一見の価値あり。
非常に楽しい
物である。

味わいとしてはかなり濃い目のコーヒー
で少しざらついた舌触りになる。
上澄みを取って飲むにしてもコーヒー粉が
口に入らないように気を付けないといけ
ない。もし口に入ったら水で洗い流す
事もあるため、本場では水も一緒に
提供される。

なお、もしトルコに行かれる機会のある
紳士淑女の皆様は、もしトルココーヒーを
勧められたら原則断るのは失礼にあたる

されているようなので、ご確認を。
(友人になりたい、仲良くなりたいという
おもてなしの意であるため)

ユネスコの無形文化遺産にも指定された
トルココーヒー。
古くは16世紀あたりで
オスマン帝国時代に有名になり、それから
広く認知されるようになったとの事。



飲み方としては、

・まずイブリックに人数分のコーヒー粉、
水、砂糖(お好みであるが入れるケースが
多い)を入れる

・火にかけて、スプーンで混ぜながら沸騰
させる。沸騰したら火からおろして三回
程沸騰←→冷ますを繰り返す

・最後にカップに注ぎ提供(泡が多い方が

美味)、しばらくカップの中の粉が落ち着く
のを待ってから、客はそのカップの上澄みを
飲む

・底に残ったコーヒー粉は「コーヒー
占い」に使用可能

この最後の「コーヒー占い」であるが。
この行為もまた異国情緒あふれる物で
大変興味深い。ブラウザ検索で「コー
ヒー占い」でたくさん検索できるため、
興味のある方は是非ご覧いただくと
面白いかもしれない。

ご参考まで。

※ここから下はプロモーションを含みます。

※ラテアート(フリーポア)で挫折
した方、プロを目指して頑張っている
方でどうしても上手くいかない方へ
記事を記載しています。

「ラテアートのやり方」
※下記リンクより、他レシピに
ジャンプ出来ます。


・コーヒーレシピ(ホット)

・コーヒーレシピ(アイス)

・紅茶レシピ(ホット、アイス)

・ソフトドリンク(モクテル)レシピ

・エスプレッソコーヒーレシピ(ホット、アイス)

Point anytime ルカフェ